百年戦争を引き起こし
大陸に100年の戦乱をもたらした邪悪なる者だ
悪魔に与えられた万能の力“魔法”を使い
多くの人々の命を奪った
百年戦争の終結から10年後
白の魔女と黒の魔女は神聖帝国に捕らえられた
神聖帝国は魔女の処刑を宣言
大陸の人々は歓喜した
――だが君たちはちがう
魔女を救おうとする者たちだ
君たちには何を犠牲にしても叶えたい願いがある
叶えるためには魔女のもつ万能の力“魔法”が必要だ
君たちは魔女の使い魔に導かれ
王城の地下へと潜入した
白の魔女と黒の魔女は
地下のどこかに囚われているはずだ……
悪魔と契約したことで魔法の力を手に入れた魔女。
数百年、悪魔との契約によって若さを保ったまま生きながらえている。
10年前の100年戦争のほか、過去にも何度か大戦争を引き起こしている。魔法で人間の心を操ることができるので、魔女がその気になれば戦争や虐殺を引き起こすなど容易い。
戦争を起こし世を乱したことで人々から恨みを買い、神聖帝国に囚われ、処刑を待つだけとなっている。
白の魔女と双璧をなす邪悪な魔女。
100年前に誕生したと言われ、白の魔女と同等の力を持つと言われる。
白の魔女と同じく、人間を殺戮する邪悪な存在だとされている。
魔法で人間の心を操ることができるので、魔女がその気になれば戦争や虐殺を引き起こすなど容易い。
白の魔女と共に神聖帝国の王城に囚われ、処刑の時を待っている。
君たちはどうだか知らないが、私には使命がある。
私がこの使命を果たさなければ多くの人々の運命が狂う。
絶対に失敗はできない。
必ずやり遂げる義務がある。
だから手段を選ぶつもりはない。
あの悪名高い魔女の力が必要だと言うのなら……私は迷わない。
迷ってはならないんだ。
俺は剣士だ。
今はそれ以上でも以下でもない。
お前たちが戦場にいたのなら、俺を見たことがあるかもしれない。
……そういう顔ぶれではなさそうだな。忘れてくれ。
俺は、魔女に用がある。
だから魔女に会いに行く。ただそれだけだ。
その先どうするかは……さて、どうしたものかな。
僕には絶対に護りたい大切なものがあるんです。
そのためなら命なんて惜しくない。
でも僕は、何の力もないただの農民で。
自分だけの力じゃどうしようもなくて。
……魔女の魔法なら守れるかもしれない。
悪いことだってわかってる。
唯一神ディオスの罰があたるかも。
でも、これしかないんです。
貴方がたはこの世界の真理をご存じないでしょうね。
ユラ教も唯一神ディオスもすべてはまやかしだということを。
私には真理が見えています。
その真理ために。
聖なる使命を帯びた聖戦士として貴方がたと共に行くのです。
ふふ。凡人には理解できないでしょうね。
憐れな人たち。
この世界は狂ってると思わないか？
クソみたいなことばっか。
いいことなんかひとつもありやしねぇ。
だから気楽に盗賊稼業って寸法さ。
捕まりゃ一足お先にあの世へ勝ち抜け。
でも人生はいつどう転ぶかわからねぇ。
まさかこの俺様が……ってなもんよ。
魔女の面を拝みに行くのもそういう事情さ。
いま、アタシのこと獣人奴隷だって思ったでしょ。
ちがうよ。奴隷商人さんとはちゃんと“お話し”して今は自由だよ。
奴隷商人さんは死んじゃったけど。
でね。アタシいま、ものすごく“お話”したい人がいるの。
でも会うの難しくって。
だから魔女さんに頼めば会わせてくれそうだなって。
それだけ♪
君たちはこの世界の真の構造を何も知らぬ。
なに、知らずとも良い。
知らずとも君らには何の影響もない。
だが私は違う。私は識っている。
だからこそ、やらねばならぬことがある。
……しかし私にはもう時間がない。
ゆえに魔女の魔法などに頼るほかないというわけだ。
まったく忌々しい。
私ですか。
いや、しがない商人にすぎませんよ。
つまらない男です。
人より少しばかり欲深い自覚はありますがね。
そうでもなければ生き馬の目を抜くこの世界で生きていけませんから。
でも私はもう、ささやかな幸せが守れればそれでいいんです。
ですが少々……厄介なことになっていましてねぇ。
ゲームの目的は、プレイヤー全員で協力して囚われている魔女を救出することです。
プレイヤーキャラクターたちにはそれぞれ、魔女を救い出す"目的"や、個々人の"性格"があります。
その"目的"や"性格"に沿って、ゲームの物語を作っていきましょう。
このゲームは、部屋や廊下をマップチップとして手札に加え、予め決めていたプレイヤー順序で場に配置することで”マップをプレイヤー自身が作りながら”ゲームを進めていきます。
マップの配置によって、特殊な展開があったり、入れる部屋が変わったり…ということがあるかもしれません。
マップチップを配置したり、アイテムを持ちすぎていたり、イベントの選択・内容によって、"敵"に発見されるリスクが高まります。
敵に発見されると"戦闘"となり、これに敗北してしまうと"大きなペナルティ"が課せられます。
敵に発見されないように、慎重に探索しましょう！
マップチップの中で、"部屋"に分類されるカードを配置すると、特別なアイテムが手に入る可能性があるイベントが発生します。
イベントでは"選択肢"を選ぶこととなりますが、それぞれのキャラクターによって"目的"が違うため、意見が違えたり、迷ったりすることもあるかもしれません。
プレイヤー同士で話し合い、意見を交換し、時にキャラクターになり切ってロールプレイし、コミュニケーションを楽しみましょう。
魔女が捕らえられている部屋のマップチップを場に配置することで、エンディングを迎えることができます。そこには二人の魔女がいますが、救える魔女は一人だけ。
片方はどのような願いも叶えられる強い力を持った「白の魔女」。そしてもう片方は——
あなたはどちらの魔女を選びますか？
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